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2011年8月 7日 (日)

No more・・・

きのう8月6日は

日本人なら知っているとおり

ヒロシマ原爆投下の日です。

 

1945年8月6日

ウラン型原子爆弾”リトルボーイ”をのせた

エノラ・ゲイが広島市上空に到達、

8:15に投下された、たった一発の爆弾で

14万人の人間が死亡。

”その瞬間”は生き残った人々も

放射能や、壊滅的な都市の中で火傷の手当ても

受けられず、悶え苦しみ亡くなっていきました。

過去の戦争史上、最もcruelな出来事だといえましょう。

 

世界初で唯一の

被爆国である日本は、その66年後

原発事故という自ら作り出した”原爆”

によって被爆してしまいます。

「ノーモア・・・」

がこのような手で破られようとは

あまりにも皮肉すぎる話だと思いませんか。

 

そんな訳で、

先日からテレビで原爆・原発にからむ

様々な特集が組まれ、放送されていました。

その中で、

「アメリカの原爆投下は正義だったのか?」

という内容のものがあり

目をひいたので、思うところを綴らせて

いただこうかと。

 

「今更どないやねん」

という気がしないこともないのですが、

少なくとも、ふなママが小学生ぐらいの時は

原爆投下に対する「アメリカの責任」を問うような

番組がテレビで組まれることは

「あり得ない」話でした。

 

ちょっと長くなる(と思う)けど、

原爆に関して思うところを

書いてみようと思います。

興味のない方はスルーして下さいね。

ふなママが、小学生の頃の夏休みというのは、

入道雲の輝く青い空を見ても、毎年気が気ではありませんでした。

今この瞬間にも、核弾頭が日本に向けて発射されているのでは

ないかという、一抹の不安にかられていました。

 

ちょっとした妄想癖と

心配性の気があるお子さまだった、ふなママ。

 

にしても、

当時というのはレーガンとゴルバチョフが

やいのやいの、とやっていた時代。

いつ核戦争が起きるとも、起きないとも

なまじ冗談でもなかった頃です。

冷戦で開発されている核弾頭は

ヒロシマ型の何百倍の威力で、なんたらかんたら・・・

とテレビでしきりに放送されていました。

 

かたや、学校に行けば道徳の時間に

”怖い怖い”戦争のフィルムを見せられる。

「ヒロシマの絵」を表紙にした「にんげん」の副読本は

今でもトラウマとなっています。

 

「日本人はアホやっ!なんで戦争なんか起こしたんやろ。

ハワイに奇襲攻撃なんかかけて、中国の人ようさん殺して・・・

もぉ原爆落とされて当然や。神さんが天罰をくらはったんや。」

 

自分が日本人であることを、

本気で恥だと思っていました。

 

「なんで日本人なんかに生まれたんやろ・・・

あの”狂った人達”の血筋を引いてるアタシは、

きっと、生きる価値なんて無いんやわ。」

 

かといって、

やっぱり死ぬのは恐いもんで、

 

広告セスナ機(当時はよく宣伝用の飛行機が飛んでいました)

のブロロ・・・・

という音を聞くたびに

「び・・・B29かっ!?」

と錯覚し、ビクビクしていました。

(よく考えたらその頃にB29飛んでる訳ないけどね)

「アカン・・・日本人は世界中の人らから恨まれてる。

核戦争が起こったら、ゼッタイ真っ先に標的にされる・・・!」

 

戦争を起こした諸悪の根源、日本人。

戦争に狂い呪われた人種、日本人。

その血をひいているだけで、生まれながらに十字架を背負った気がして

なりませんでした。

 

ふなママのようなケースは極端にしても

子供というのは時代の空気に対して無防備なものです。 

世の中は、戦争の反省に満ち、

原爆の責任については日本人自らが招いたこととされ、

アメリカに対して追求することなど、まったく禁忌の時代です。

 

広島・長崎に投下された

”原爆”を開発した多くの物理学者は、

ナチス・ドイツに迫害されていたユダヤ系アメリカ人でした。

マンハッタン計画の発端は、アイン=シュタインの手紙とされていますが

本当のところどうかわかりません。

とにかく、ドイツが”原子爆弾”を完成させてしまう前に・・・!

の焦りの中、フェルミやボーア、日本人に人気のある

ファインマン(チームの中では下っ端だった)など、

多くの著名な物理学者がこの計画に参画します。

実際は、ドイツに原爆開発の事実はなく、

完成”してしまった”2発の爆弾は

ポツダム宣言にグズついていた日本に、とうとう投下されてしまいます。

 

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い

のが人間だと思いますが、 

不思議なことに

日本人の中でアインシュタインやファインマンのことを

悪く言う話は、あまり聞きません。

事実、両方のアメリカ人物理学者は、戦後来日した際に

大変な歓迎を受けています。

 

対照的に、

中国では

「戦争を知らない子ども達が」

我々「戦争を知らない子ども達を」

激しく叫弾していて。

数年前には傷害事件にまで発展してしまいました。

”袈裟の子孫まで憎い”といったところでしょうか。

生まれながらにして十字架を背負った

私達には、本当に返す言葉もありません。

どうすれば許してもらえるのでしょうか。

 

話は戻りますが

長いことタブーとされていた

原爆・原発に関して

何故今、アメリカを引き合いに

出すようになってきたのか。

 

ひとつは教育の変化があると思います。

戦後の反戦教育として

骨の髄まで「日本の過失」を刷り込まれてきた

ふなママ世代。

しかし、

今の子ども達には、それほどまでの教育はされていません。

娘のりゅーちゃんに聞いてみても

「えっ、日本て戦争していたことがあったの!?」

信じられない言葉が返ってきます。

まさに

「戦争を知らない子ども達」なのです。

この先、テレビなどで情報が飛び交う中、

私たち親は、どのように後世に伝えていけば

よいのでしょう。

 

広島の平和記念塔の石碑に書かれてある

「過ちは繰り返しませぬから」

  

十月に広島を訪れる機会があるので

手を合わせに行こうと思っています。

ノーモア、ヒロシマ、ナガサキ、フクシマ・・・

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