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2011年1月15日 (土)

大山、脱出、大作戦(結末編)

(正月から連載形式でお送りしています・・・)

<あらすじ>

大晦日から2泊3日で、スキー旅行に出掛けたふなママ家。

しかし、その先は件(くだん)の記録的大雪でガイナ(米子弁で”大きな”)ことになっていた鳥取県は大山であった。

Inabausagi_2 

晦日の夜はなんとかホテルに到着したものの、

一晩で車が埋まってしまうほどの爆雪sweat02

元旦、スキー場はもちろん閉鎖、

仕方ないので温泉に浸かったりテレビを観たりして(にんぎょの♪はなふさ~CMがローカルだ)やり過ごしていたが、

正月二日。とうとう、姫路へ帰るべき日がやってきた・・・

車を捨てて智頭急行で帰ろうかsign02それとも、このまま延泊かsign02

 

2日の朝、ホテルのロビーは慌ただしく人が混雑していました。

「ええ、すいません。米子駅行きのバスは延着しておりまして・・・

国道9号ですか?一部では開通してるみたいですが、こちらもまだ情報が入っておりませんのでなんとも・・・」

フロント係は対応に追われ、バス待ちの方々が疲れた表情でロビーの椅子に腰を落としていました。

我が家も御多分に漏れず、チビ達と土産物屋で時間をつぶしたり、ジュースを飲んだり。

ただ一人、パンクしたタイヤを交換し切れたバッテリーをホテルの方に始動してもらい、タイヤ回りの雪かきにあくせくしていた

「おとーさん」を除いてはcoldsweats01

Sekiseturyou

大晦日~元旦にかけて雪・雪・雪snow

だった大山も、1月2日。

この日はやっとお日様が出てきました。

雪の上に温かい日差しが降り注いでいたので、少し待てば道路状況も良くなるだろう。との事。

やがて午前11時頃、ホワイトボードに書かれてあった

「○○線、通行止」

の文字が次々と消され、人だかりのロビーにも、ぐっと動きが出始めました。

どうやら、山さえ降りれば一般の道路はフツーに走れるらしい。

 

しかし、除雪車の入っていない山道を無事に降りることができるのかsign02

行き(前編を参照)も、一度車が雪の轍にハマりスタックしているので、帰りも同じことが起こらないとは限りません。

フロントの人に、延泊すべきか相談していると、同じ宿泊客であろう「おっちゃん」が顎をしゃくりながら話しかけてきました。

「おたく、フォーダブ(4WD)でっか?」

ふなママ「・・・・。い、いえ、2駆ですけど。」

「たはーッ!トゥーダブ(2WD)でっか?こっち来るモンはフォーダブが常識やと思てたんやけどなあ。はぁ、トゥーダブで来るとは。トゥーダブで・・・」

くぅ・・・!痛いトコロをannoy

せやけどフォーダブ、トゥーダブ、ってダブダブ言うてる

オッサンの顎のほうがダブダブでんがなpapersign03

心の中で悔しいツッコミをしながら、やっぱ山降りるの無理カナdown

そうや延泊しよ♪とりあえず温泉入りたいわspa良かったパ○ツ余分に持ってきてcatface

そう思っていると、ジャーンnote

ロビーの自動ドアから入ってきたおとーさん。

その第一声は「よしsign01これから山を降りるsign03

 ええ~sign02 マジですかsign02

<リスク1>左の後輪がパンクしたため、細いスペアタイヤを履いている

<リスク2>ダブダブおやじの言う通り、2駆である

<リスク3>昨晩バッテリーが上がっているためエンジンがかからなくなる危険性

3つのリスクを背負っている上に、雪に引っ掛かり左のエアロパーツがもげる始末sweat01

 

しかし、ホテルの人から耳より情報ear

「下り坂のみ」で米子まで出れるルートを教えてもらいました。

「ええ。下りなら、なんとか大丈夫でしょう!」

前向きな言葉に、背中を押される形で、走り出しました。

おとーさんは、私と子供達だけ鉄道で帰るという案も出してくれましたが、そりゃ野暮ってもんですwinkもう運命共同体ってやつですよgood

ぶろろ・・・「ゆっくり!ゆっくりね!おとーさんっsign03

出だしは順調でしたが、出発して300メートル地点で早くも轍にハマり、スタックwobbly

「せーの、うりゃっsign03

後ろからおとーさんが押して、ふなママがアクセルを踏み、ここは無事に抜け出しました。shine

大概のことでは、あまり動じないふなママも、さすがに緊張してきたじゃんかsweat01

Bakusuihosi

とりあえず、爆睡中のホシロー☆はともかく、だいぶ状況が呑み込めている長女りゅーちゃんを落ち着かせようと、

「だーいじょうぶ!まーかせて!

こんなことぐらいでショゲとったら

人生、生きていかれへんで!」

○○してたら、人生、生きていかれへんで。が口癖のふなママは、お決まりの文句しか出てこない。これぞテンパってるという証拠である。

そうこうしていると、二度目

対向車を除けようとして左に寄りすぎ、またもやタイヤが雪にハマるsweat01

しかも、今度はなかなか抜け出せない!パンクして交換した、細いタイヤ側がハマっているので、前にも後ろにも動かぬ!動かぬ!

まだ雪がふかふかの状態なので、時間がたつにつれて車は自重で沈んでゆく・・・

万事休すかsign02

呼んでも無駄であろう(この日は12時間待ちとも言われていた)JAFに電話をしようとしたその時!

鳥取ナンバーの軽から、スコップを手に男の人が降りてきました。

「雪。とりあえず、かいていきましょうか。」

神!shine神であるcrying

地獄に仏とは、まさにこの事を云うのだろう。

30~40代の爽やかな救世主は、笑顔でサクサクと雪を掘り出しました。

手際がいい。やっぱり地の方は手管を良く知っているようだ。

それでも、何回かギアをローに入れてみたりバックしてみたりしたけど、全然ダメdown

もう30分以上も作業手伝ってくれているけど・・・

そのうち、この人匙を投げて帰っちゃうんじゃないかなsign02

そうなったら、本当に・・・おダブツだなsweat02

車のタイヤは完全に沈み込んでしまい、雪の下のアスファルトに接していました。

そのとき「トイレ!」と、長女りゅーちゃん

やっぱ言うと思たでtoilet これやから女の子は、ややこしい・・・despair

幸い、車がスタックしたのは公園の真横。おおラッキーであるsign03

しかし、公園のトイレは1メートルもの新雪の中。すぐそこに見えてるトイレが遠いのなんのってsweat01腰までズブズブ雪に埋もれながら、トイレに到着したときは下半身がズブ濡れだ。おもらし・・・したのと大差なかったかもよ。

トイレから戻たら、車が無事に脱出してたりしてhappy01

なんて思っていたが甘かった。最初にあった位置とあまり変わってなかったsad

「大丈夫ですよ。じゃあ、とにかく徹底的に雪をかいちゃいましょう。」

救世主は投げだすどころか、常に前向きで、気さくな言葉をかけて下さるshine

雪を掘って、掘って、車のぐるり全てアスファルトが出てくるまで、雪かきをしてもらいました。

「では、ニュートラルで。ボクが後ろから押しますからgood

おおっsign03 動いた、動いたsign03

まあ、云わばアスファルトの上にタイヤを転がしているので当たり前なのだが、

下手に小手先のハンドル操作で抜け出そうとするより、地道に雪をかいていくのが正解flairだったのだ。

簡単なことかも知れないが、私達だけでは到底、その答えにありつけなかったと思う。

新雪の中で出遭った、親切な米子人shineありがとうございましたsign03

山陰という寒い土地で、人の温もりに触れながら、私達はまだ長い帰り道にまた一歩。

されど大きな一歩を踏み出してゆきました。

Kodaniyama_2

 

ひゃっほうsign03

地面見えてきたでhappy02

地面サイコーぉおgood

 

 

 

 

結局、スキーも何もできませんでしたがsweat01

私達一家にとって一生、忘れられない旅となりました。

途中、米子のイエローハットに立ち寄ったとき、一月二日のカレンダーに書いてた言葉が印象的でした。

Ningendamono  

た、たしかに・・・(笑)

 

 

(長文お読み下さり

 ありがとう

 ございましたcoldsweats01

<完>

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コメント

私のことを覚えていてくれて、ありがとぉございますhappy01
お久しぶりです。
子どもが4月から小学校に入学します。ようやく最近余裕が出てきました。

大山、脱出大変でしたねdanger
テレビのニュースでも再三報道されていましたが、実際に現場にいた人の話は凄みが違います。
遭難せずに無事に帰れて、本当に良かったですcoldsweats01

投稿: akke | 2011年1月16日 (日) 20:15

こんばんわ~

大変ご無沙汰しております~wink

お元気でしょうか?

久しぶりに 拝見させていただきました。

大山からの 帰り大変でしたね。
でも 無事帰れてよかったですね。

スキー 行こうにも 家はまず 車のタイヤを スタッドレスに しないと雪道無理だからね。
2駆 でがんばるかな~

投稿: ヨシパパ | 2011年1月16日 (日) 22:05

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